万葉の花といえば「むらさき」が連想されます。古代紫は高貴な色として根が染料として重用され広く武蔵野で栽培されました。狭山には天平文化の繁栄に活躍した物部広成がおります。華やかな時代のなかにも慎ましやかな庶民の生活がしのばれます。また、萬葉の昔より今に美しい景観を残す狭山丘陵。古の物語と万葉集東歌武蔵国編に残る大地の匂いがする一対の相聞歌を著わしました。
美しい日本の様式和装本の姿に習いほのぼのとした万葉武蔵野の言の葉と古の物語を著し茶入れの意匠としました。古の物語と万葉集東歌武蔵国編に残る大地の匂いがする一対の相聞歌をお茶と一緒にお楽しみ下さい。包装紙には万葉の草花と和歌を散りばめました。