多くの先人により育て守りつづけられた豊かな自然、穏やかに季節がめぐり今も昔も変わることなく心和ませてくれる狭山丘陵。ここ武蔵野の一隅で人々が自然と共に暮らしていた万葉の昔に素朴でおおらかな庶民の歌が数多く詠われ今に残されています。先様に日常の喧噪をはなれ、ほっとする美味しいお茶と共に日本人の心のふるさとである万葉の世界に思いを馳せて戴き、ほのぼのとした和みのひと時をお過ごし戴けるよう創りました。
美しい日本の様式和装本・巻物の姿に習いほのぼのとした万葉武蔵野の言の葉と古の物語を著し茶入れの意匠としました。